2007年生まれの子供の半数が到達する年齢
【Q1】あなたの周りには100歳以上の人は何人いますか?
この問の答えを思い浮かべてみよう。
どうか・・・・
意外とそれほどたくさんいらっしゃるわけでは無いはず。
しかし、カリフォルニア大学の研究結果によると、
なんと、
2007年生まれの子供の半分は107歳まで生きる
という研究結果が出ている。
ちなみに、
今一番私にとって親近感のある国の一つ「インド」に言及すれば、
- 1900年時のインドの平均寿命が、24歳
- 1969年時のインドの平均寿命が、41歳
- 2014年時のインドの平均寿命が、67歳
先進国だけではなく、
後進国であったはずの国々が「中進国」となり
世界の寿命は急激に延び始めている。
寿命が伸びるとは・・・
寿命が延びるということは、どういうことが起こるか・・・
我々が学生の頃に学んだことといえば、
「介護医療費」などの、
医療コストが上昇するという「マイナス側面」。
確かにそれは今後起きる問題として、
やってきそうなのは肌感覚として感じられる。
しかし、見落とされがちなのはこの視点。
健康年齢が長くなり、不健康期間率が小さくなる可能性が高い
ということ。
つまり、我々は、「健康に長く生きてしまう可能性が高い」という視点だ。
しかし、どうだろう。
我々のイメージは、
”20歳ぐらいまで勉強して、65歳ぐらいまで仕事して、その後ゆっくり余生を楽しむ・・・”
なんてイメージをしていないか?
今後これを「人生の3ステージ」と言わせてもらう。
100歳まで生きることが想定され、
”20歳まで勉強して、40歳まで仕事して、50歳までもう一回勉強して、75歳まで仕事して、その後余生を楽しむ”
なんて、考えてる人は少ないだろう。
実感もわかない。
しかし、
そもそも・・・・
”20歳ぐらいまで勉強して、65歳ぐらいまで仕事して、その後ゆっくり余生を楽しむ・・・”
って、もともと平均寿命が80歳とかそこらの時代の考え方のはず。
しかし、実際はもっと多くの人が、
もっともっと長く生きてしまう 。
その結果が出るのは我々が死ぬ時なのでわからないが、少なくても、我々が死ぬときには、
”20歳ぐらいまで勉強して、65歳ぐらいまで仕事して、その後ゆっくり余生を楽しむ・・・”
という時代にはなっていないだろう。
つまり、この「教育」→「労働」→「老後」の3ステージは過去のパラダイムであり、
今後は、「教育」→「①労働」→「教育」→「②労働」等、
人生ステージがマルチになる流動性が高い時代がやってくる。
我々は、今のライフプランの根本から全く違う概念の人生が待ち受けている。
【第一章でわかったこと】
- 思っているライフプランと実際は異なる
- 人生の3ステージは変わる
- 世界は良くなっている
- 元気に生きてしまう
- 何となく不安になってくる