FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指す。身近な例では、スマートフォンなどを使った送金もその一つ。米国では、FinTechという言葉は、2000年代前半から使われてたようで、その後、リーマンショックや金融危機を経て、インターネットやスマートフォン、AI(Artificial Intelligence、人工知能)、ビッグデータなどを活用したサービスを提供する新しい金融ベンチャーが次々と登場した。本日、私はまさにこのフィンテックってやつの一つ、「海外送金」をスマホで行おうとしている。
トランスファーワイズ
https://wise.com/jp/blog/how-to-use-transferwise
日本円を中国に送金する。理由は、公認会計士の試験のために、猛勉強をしている彼女に、エールを込めてiPadを買ってやるためだ。しかし、問題はどうやって買ってやるか・・・だ。何故か、、僕のクレジットカードを使って、中国で遠隔でiPadのペンは買えたのに、本体が買えないという問題に直面した。いろんな方法を試したが、どうやら解決策としては、「私がその分のお金を送金して、それで現地で本人に買ってもらう」って方法しかiPadを届けてあげる方法は無かった・・・・。国境を挟んだ関係は色々ややこしいな・・・と思う反面・・問題にぶち当たるごとに色んなことを勉強するから、その都度状況を楽しんでいる面もある。
そして、今日・・・・
「どうやって中国にお金を送ったらいいんだ・・・」と、調査をした結果辿り着いた「トランスファーワイズ」という方法。マネーロンダリングの観点から、簡単に「海外送金」が出来なくってきた昨今、これはびっくり。今回私は15万円の送金を試みる。すると、なんと!15万円分の中国への送金手数料がたったの2130円ときたもんだ。送金手数料が送金金額の1.4%ってのは破格の安さだ。一番安いと言われている楽天銀行からの海外送金よりも格段に安い。圧倒的にNo. 1の安さを誇る海外送金方法を見つけた。
更にビビったのは、為替レート「中値」での送金となること。これはとてつもないメリット。しかも、全部携帯で手続き完了出来るので銀行に行く必要なんて勿論ない。一番驚いたのは、彼女の中国のメールアドレスを入力しただけで送金先を特定したことだ。私が彼女のメールアドレスを入力したら、自動的に彼女の中国「アリペイ」のアドレスだと認識し「彼女のアリペイ電子マネー口座」へ送金が行われる。多分お金の送金が中国に入る際に、彼女のメールに連絡が入り、彼女の「アリペイ」に「着金」の連絡が入るのだろう。それを彼女が「アクセプト」したら入金となるシステムだ(のはずだ)。さて・・・俺の15万円はちゃんと彼女の元に到着するだろうか。ちなみに、トランスファーワイズは三井物産の出資も受けている新しいフィンテック企業なので、だいぶ信用はしているが、こんな都合のいいサービス故に、未だに怪しさが残る。
ちゃんと届いたらこれ・・・・真面目に多額の手数料払って、銀行で海外送金しようとしていた俺がアホらしくなった・・・。恐るべし・・・フィンテックテクノロジー・・。
トランスファーワイズを使った送金手順
なんでこんなことできるの??
これは実際お金は送金されているわけではない。日本のトランスファーワイズ支店に私が送金し、相手国のトランスファーワイズ支店が私の相手に支払う。要は、実際に国の間でお金は動いていない。なるほど〜。これは・・・マジですごい。新しい。。海外送金時の銀行エクスチェンジレートを「無」にできる・・・怪しい取引でも何でもない。知っておいてよかったこれマジで。