「海外にいながら株式投資をしたいけど、日本の証券口座は凍結させられてしまう。でも将来が不安だし、米国株の投資は続けたいな。効率的ないい方法はないだろうか?」
海外に移住、駐在となると日本での証券口座やNISA、iDeCoが利用できなくなる。ましてや、新規証券口座を開設することなってもっての他。それは、日本の証券会社が禁止しており、もし海外からこっそり投資の売買を行ったら、IPアドレスによってその証券会社からバレてしまい、「売り注文」はできるけども、「買い注文」が出来なくなる。実質凍結に近い。しかし、将来のために米国株で資産運用をしたいという人は多いはず。そんな中興味深い資料を見つけたので、今後のために徹底的に自分のブログにストックしておこうと思う。今回紹介するのは大きく2種類「ユニオンバンクアメリカ口座」と「HSBC香港口座」によるオフショア投資方法だ。この2つを見比べた時に、HSBC香港口座開設の方が、今の自分の置かれた状況を加味すると現実的な気がする。※口座開設に香港にいくってことが必要になるが・・・。また、それを設定する上での「海外送金方法」もお得なやり方っぽい情報を収集したのでこの機会に記録しておく。
もくじ
- オフショア投資とは
- ユニオンバンクでアメリカ口座を確保
- 手数料を極限に抑えるTransferWise
- Firstradeで米国株投資の手数料ゼロ
- HSBC香港で証券口座を開設し、中国株と米国株に投資
オフショア投資とは
オフショア投資は、香港やシンガポール、あるいはタックスヘイブンと呼ばれる国で設立された保険や投資信託に投資すること。
ユニオンバンクでアメリカ口座を確保
まずは日本の住民票を抜く前に、ユニオンバンクの口座を開設しておく。というのも、今のところアメリカの非居住者が在米銀行の口座を開設できる手段は、以下の2つしかない。
- ハワイに旅行し、現地で銀行口座を開設
- ユニオンバンクのカリフォルニアアカウントを開設
①はハワイに頻繁に旅行できる方であれば問題ないが、コロナ渦で旅行も簡単ではない今、現実的ではない。一方で、②のユニオンバンクのカリフォルニアアカウント・プログラムを活用すれば、日本にいながらにして簡単にアメリカの銀行口座を作ることができる。ユニオンバンクとは、在米の日系銀行で三菱ファイナンシャルグループの1社。
なので、口座開設に必要な条件はただ1つで、三菱UFJ銀行で口座を持っていることだけという非常にありがたいサービスがある。
申し込みから2週間ほどで、口座開設ができるので、渡航前に手続きを終わらせておくことをおすすめする。
手数料を極限に抑えるTransferWise
次に、問題となる日本円→米ドルの送金手数料だが、極限に抑えるにはTransferWise一択。TransferWiseなら、銀行や他社の外貨送金サービスを利用するよりも圧倒的に手数料が安く、かつ早く送金することができるようだ。なぜ、銀行より安く、早く送金できるのかは以下の記事がいい。
Transfer-wise
Firstradeで米国株投資の手数料ゼロ!
さぁ、これでドル建てで米国株投資を始める体制が整った。肝心の証券口座を開く。今のところ、海外在住者でも米国株のトレードをできる証券会社は、以下の2社が定番らしい。
両者の違いはズバリ取引手数料。①のInteractive Brokers証券はだいぶ手数料を下げたものの、売りの際に0.0000221ドル+0.000119ドル×株数がかかってきます。一方、②のFirstrade証券は、個別株、ETFは売買手数料がゼロ。そして、ユニオンバンクからFirstradeへの入金をACH送金にすれば、多少資金反映に時間はかかるものの、完全に手数料無料で株式取引をスタートすることができる。
Firstradeのようなアメリカの証券口座を持っていれば、基本的になんでも制限なく買うことができる。投資の幅を広げるという観点からも、海外口座の開設しておいて損ではない。
ということで、海外在住者でも安全に、かつ手数料を安く抑えてできる「米国株投資の三種の神器」を紹介していきました。
この方法でかかった手数料まとめ
- ユニオンバンク開設(口座開設費:0円)*口座維持費別
- TransferWiseでアカウント開設し、日本円→米ドル送金(送金手数料:最大3,216円)
- Firstrade口座開設、ユニオンバンクからACH送金で入金(送金手数料:0円)
- Firstradeで個別株・ETFの売買開始(売買手数料:0円)
計 3,216円