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630回目:努力と運

とあるゲーム。

サイコロを6回振って、1の目がでたら1万円プレゼント。

そんなゲームがあったら、理論上は確率1/6で1万円ゲット。なので、少なくても1万円を得る可能性が高い。

しかし、実際は、

ずっと1以外が出て終了するかもしれないし、

1がふと3回出で3万円ゲットするかもしれない。

その時、

あーー俺は運が悪いなぁ、

または、運がいいなぁと実感する。

では条件を変える。

サイコロを24時間振って、1の目が出たら1万円ゲット

すると、とある人が1000万円を獲得した。

1000回当たったのだ。

嬉しい。

何故か。

確率するからすると、6000回は振っている。

頑張った。

手は腱鞘炎。

疲労。

メンタルキツい。

でも頑張った。

しかし!

すると、突然現れた。

その横で5000万円を手にした人が。

もちろん。彼は3万回振っていた。

寝ずに振った。飯を食わずに振った。

その時に、1000万円を手にした人は、

5000万円を手にした人を見て、

あの人は俺より運が良いとは、絶対に思わない。

確率論的には全く同じなのに、

『努力』という要素が入ったからだ。

Hats off to you (脱帽です)となる。

つまり

ビジネスや勉強でも、

効率を求めたり、打率にばかりこだわって、

サイコロを6回しか触れない状態で勝負するよりも、

さまざまな可能性や分野に視野を広げて、

手数を増やし、3万回振れる状態を作り出した方が、

結果的に、確率云々を超えて、

努力によって、

得れる対価の絶対数を上げることができる。

そもそも、ビジネスでの成功確率論は大して変わらないっぽい。

差が生まれるのは手数をどれだけ打ったか。

3万回振ったら2.5万回の失敗も経験する。

その失敗に耐えて、5000万円を手に入れる。

1000万円を手に入れた人は、もちろん5000回の失敗で済んでいる。

さて、俺は失敗を恐れず、手数をいかに増やしてビジネスを進めることが出来るだろうか。

働きかた改革や残業見直しは僕はいい社会の流れだとは思う。

時間内に仕事をおわして効率を上げるようになる。

しかし、同時に認識する必要がある。

サイコロを振る手数も、同時に絶対減っているという事を。

何故なら絶対量は減るわけだから。

となると、

与えられた機会に、より集中することになる。

ここで、注意は必要。

それが失敗して、運が悪いだなと思い詰め、失敗を恐れ、

サイコロを振ること自体に億劫にならないように。

。。。。。

。。。

自分で書いておきながら、

とても怖い。

でも頑張る。

サイコロを振りまくらねばならない。

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