「民泊」を体感
「パンゴン湖」周辺には3つの村がある。「Spangmlk(スパンミク)村」「Man(マン)村」、そして「Merak(メラク)村」だ。「パンゴン湖」は40%がインド領、60%が中国領になっており、「メラク村」は、中国とインドの国境からたった20km程に位置する村。その中でも「メラク村」は、45戸の家が点在する小さいな村で、農家の戸数では一番大きい方らしい。本日は、ここで「民泊」だ。私は、仕事の関係で農村に向かったことは幾度かあるが、この「メラク村」は、かなりの僻地クラス。「滞在先」という括りでは、圧倒的な僻地滞在エリアで、私の一生の中でも、三本指に入るほど、僻地での一泊となるのは間違いない。
本日の宿のご紹介です
到着早々、今日お邪魔する家の方にご挨拶をし、家の中でお茶を飲む。そして、主人に現地のことを色々聞いてみた。簡単にではあるが下記箇条書きにしておく。
パンゴン湖の現在の状況
- 産業は元々家畜を飼って生計を立てていた。しかし、10年前「ボリウッド映画」の「3idiots(きっとうまくいく)」がパンゴン湖で撮影され、映画のロケ地としてインド人の間で有名になる。それをきっかけに、インド人観光客を中心に沢山の旅行客が押し寄せるようになり、観光業が発達。今では、ほぼ観光業で生計を立てている。しかし、2020年のコロナウイルスによりインドがロックダウン。その影響で観光客がガクッと落ちた。2022年の今シーズン、観光業の復活が望まれる。
- コロナ感染に関しては、2022年現在はもうゼロ。街からワクチンが送られてきて、村びとは全員2回のワクチン接種済み。
- 村の中には、学校や病院もある。学校を卒業した生徒は、インド軍の軍隊へ就職したり、「パンゴン湖」の観光産業へ従事したりする。
待ちに待った「家庭料理」
ホームステイ先のおばちゃんが、インドの定番料理「ダル」「カレーの野菜炒め」「チャパティ」を作ってくれた。チャパティを作っている工程も初めて見た。
言うまでもないが、めっちゃ美味かった。さて、飯を食って、夜の9時。ブログの下書きを終え、今日は寝るとする。なぜこんな早く寝るのか。それは、ここは、インターネットが無いからだ。なので、ホームステイ先に到着した後は、外を少し散歩し、ずっと、村人の家の中で、この旅のブログの下書きをした。3話分を一気に書き終え、ネットが繋がったら後程投稿する。それをやってもまだ夜の9時。何もすることが無く、後は寝るのみ。明日の早朝、天気が晴れ、「パンゴン湖」の大パノラマを見れることに期待を寄せ、本日は就寝することにする。逆に、インターネットってものが、どれだけ人間の生活を支配しているかも逆に実感した。おやすみ。