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716回目:ファスト&スロー

今回勉強するのは、「意志決定の心理学」で、行動経済学者で認知心理学者ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」という本を題材に勉強していく。行動経済学とは、ここ最近の新しい分野の学問で、本書の著者ダニエルカーネマンは、心理学者でありながら、本書のメインテーマの一つである「プロスペクト理論」という理論で、ノーベル経済学賞を受賞した。言うまでもなく、本書は多くの意志決定の心理学の参考文献としてもあげられており、いかに、「合理的な判断をしていると自分で思っていても、実際は、全く合理的は判断なんてしていない」ってことがわかる本。この本は上巻と下巻に分かれており、めちゃくちゃ長い本で挫折する可能性が非常に高いが、何とか掻い摘んで自分なりに分かりやすくまとめてみる。

概要

私たちの下す判断という判断がいかに誤った認識に基づくものであるかを情け容赦もなく明らかにしていく。たいていの人は、自分の意見を決めているのは自分自身だと信じている。確かに決めているのは自分自身なのだが、その自分自身がいかに外界からの影響を受けて誤った判断をしているか、ということは考えもしないだろう。本書は、私たちの判断の多くがほんの些細な出来事に引きずられていること、あるいはまた、ちょっとした言い回しの変化により真逆の判断すら下してしまうこと、そして、それを逆手に取れば、相手の判断を自分がコントロールすることさえも出来そうな、人間の「意思決定の原理」を解説した名著。

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