旅が終わりに近づく
旅が終わりに近づいている。このブログでは、自分が忘れる前に出来るだけ詳細にこの経験を綴ってきた。また、沢山の動画も撮影しているので、記憶が鮮明に残っているうちにYouTube動画で公開しようと思う。ただ、今日のところは一旦ブログだけにしておいて、また後日いつの日か上げていこうと思っている。最後に今回のラダックの旅を通じて感じたことを簡単にではあるがまとめてみた。


人のラダック
4月9日から4月17日、9日間に渡るここラダックでの滞在。私は、また新たなインドの文化の知られざる一面を垣間見ることに成功した。まず、端的に言うと、ここラダックは、明らかにインドではない。チベット仏教の文化が浸透し、食事もチベット飯、性格もフレンドリー+ピースフル。また、商売っ気があんまり無く、ファミリー感溢れる人当たりの良さが、他のインドの地域と際立って異なる特徴であった。最後に、散々お世話になったゲストハウス先のおばちゃん達と記念のワンショット。


ゲストハウスのおばちゃんは、とても世話好きで、「私は、ユーキレーの母だから」と言って、私が寝ているにも関わらず、朝7時に「お茶いる?」と部屋に入ってくる始末。私もこんなファミリー感溢れる会話がめちゃ好きで、あえて自分の部屋の鍵も閉めずに生活していた(そんだけ安全)。
※日本人以外にとって、「ユウスケ」と発音が難しいのはいつものこと。なので、ニックネームは「UK」です・・と自己紹介している。それがいつの間にか、「ユーキレー」となってしまった。。。
ラダック飯
ビックリしたのは、ラダック飯が日本人の舌に合うということ。元々あったチベット文化が残っているからか、その味付けはどことなく中華に近い。有名どころだと、MOMO(モモ=餃子)や、THUKPA(トゥクパ=塩うどん)を筆頭に、チョプシー(あんかけかた焼きそば)が地元のローカル飯として食することができる。また、高山地帯なのか、ゲストハウスや、ホームステイ先などで、ひたすらお茶が出てくるのも、なんとなく私の知っている中国の文化と似ている。確かに、中国の中に「チベット自治区」があって、それは、国通しの都合で中国の一部になっているが、ここラダック含め、ヒマラヤ山脈一帯のチベット文化圏は、国境とは関係なく広がっていることが、この食文化からも伺える。いつかは、中国側から「チベット自治区」に入り、中国側のチベット食文化を食べて比較してみたいところだ。




更に、「行きつけの店」となってしまった、店名「CHOPSTICS」の飯は、何を食っても美味かった。最強にビビったのは、ここの街で、「日本のチキンカツカレー」が食えたことだ。発狂するほど美味かった。「CHOPSTICS」はハマってしまい、滞在中4回程行っただろうか・・・。そんだけ行けば店員とも仲良くなり、最後に記念のワンショット。またここに戻ってきます。





ラダックの発展
ここ近年では、観光地化が進むにつれて、産業化が発達し、高級スーパーなども出来始めている。高級スーパーの存在は「レー」の街の人たちにとっては、「革命的な存在」となっているようだが、一方では、産業化が進むにつれ、昔の古き良き「レー」の景観が、徐々に崩れて行くことも懸念事項となっている。日本の白川郷の村に、突然「セブンイレブン」が登場し、少し冷めてしまう感じに陥るのと似ているようだ。



また、「レー」の街からは、「ストックカングリ」と言う登山家にも有名な6000m級の山がそびえ立つ。しかし、観光地化が進むにつれて、元から山々に住んでいる村の人達の生活用水となる雪解け水が汚染され、ここ2ー3年は政府により入山が禁止されているらしい。なので、今「秘境ラダックの保全」と「産業化による発展」が超重要トピックになっているようだ。

次の目的地は、「大秘境ザンスカール」
今回のラダック旅行記で、完全に私は「ヒマラヤ山脈」の大自然に感銘を受けてしまった。スケールが全く違う。私は、「一度来た場所に行くくらいなら、また新しい場所に旅行に行きたい」と思う派だ。しかし、私は「レー」に来て思った。「もう一度ここに戻って来よう」と・・・。というのは、今回、私が訪れた場所は、「ヌブラ渓谷」と「パンゴン湖」。そして、現地に来て、色んな人と会話をして、私は知ってしまった。「ザンスカール」と言う大秘境に、ここ「レー」から行けるということを。
「ザンスカール」は、「レー」の街から片道車で2日、さらに、私が最も興味がある「プクタル・ゴンパ(プクタル寺)」は、「ザンスカール」に到着してから、更に、2時間登山をすることでやっと到着できる場所らしい。そこには、洞窟の中に作ったゴンパ(寺)で、チベット仏教僧が日々修行を行なっている大秘境中の大秘境とのことだ。行きたい。インドに駐在している今しか絶対に行けない場所だ。話を聞けば、高地順応を入れると、6−7日が必要となる。なので、私は時期を見て再度「レー」の街に戻ってくる。そして、次回は「大秘境ザンスカール」の「プクタル・ゴンパ」の寺の中で、修行僧と一緒に、数日ホームステイをしてみたいと思っている。
最後に
持っていって良かったもの
- パスポート(必須)
- キャッシュ(農村ではキャッシュ手渡し、またチップに使う。無くてもATMは街にあり)
- 高山病の薬(ダイアモックスという薬)
- 寝袋(民泊で必要)
- カメラ(※古いモデルだったので、もっといいカメラを搭載した携帯が欲しくなった)
いつの日か、インドのラダック地方「レー」の街から、インドの秘境を目指し最高の旅を試みたいと思ったら、下記の「上甲サチ」さんに連絡を取ってください。私は今回の旅で、事前に準備をしたことは何もありません。全て、現地についてから、サチさんと旅行のプランを計画した。初めは、「レー」ってどんなところだろ。。。インドの北の最果て・・・?と不安になる部分もあったが、結果かなり充実した旅にすることが出来た。まず、ラダック?レー?と思い立ち、旅の計画に悩んだ時には、とりあえずサチさんに連絡を取ってもらいたい。

2年-3年ぶり?の本気旅行、これにて完結