よし!やるぞ!
- よし!今日から毎日1時間英語の勉強するぞ!
- よし!今日から毎日筋トレするぞ!
- よし!今日から毎朝勉強してから会社に行くぞ!
- よし!今日からブログを毎日書くぞ!
こんなモチベーションを立てて、
頑張って目標を立て何かを始めた経験は、
誰しもあると思う。
しかし、その結果、
ずっと出来ている人は一体どれだけいるだろうか。。。
俺もそうだ。
過去に何度も何度も目標を立てては挫折してきた。
では、どうやったら習慣化できるのだろうか。。
そんな時に、『習慣化』する上でのヒントを紹介したいと思う。
ヒント①目標はアホみたいに小さくする
よし!今日から筋トレするぞ!と決めたら、
自分での目標設定は、毎日ジムに行くぞ!・・・・・
ではない。
「一日一回腕立てをする」
まずはこれだけだ。
どんなに筋トレを成功した人でも、
まずは腕立て1回目・・・・
そこからスタートしている。
なので、
まずは目標は「一番小さい目標」からスタートさせる。
ヒント②脳の働き
これから、脳みその中の2つのエリアを紹介する。
一つ目は大脳基底核、もう一つは前頭前野だ。
大脳基底核の特徴は、特定の動きを繰り返そうとする部位、
そして、
前頭前野の特徴は、意思決定の司令塔部位だ。
例えば、
これから筋トレをしようと試みたとしよう。
前頭前野の司令塔が、
「おっしゃ筋トレすっぞ!」と指令を出す。
しかし、その指令を受け取った大脳基底核は、
特定の動きを繰り返すのが得意な割には、
めちゃくちゃ腰が重く疲れやすい。
そう。会社で言えば、
『同じことしか出来ない融通の効かない社員』
とでも言っておこう。
前頭前野の意気込みをすぐシカトしてサボろうとする。
新しいことなんて、出来るわけないだろうと。。
この時点で大脳基底核は、
「特定の動き」として「筋トレ」を認識しておらず、
すぐベットに寝っ転がってユーチューブを見始める。
そう。
「筋トレ」が「習慣化」していない状態だ。
つまり、筋トレを習慣化させるには、
大脳基底核に「これは特定のいつもの繰り返し行動だ」と認知させる必要がある。
ヒント③モチベーション不要
なので、毎日腕立てふせ1回でいいからやる。
という小さな行動が重要になってくる。
本来、人間は何かの目標を立てて行動を取る際には、
モチベーションや気合いをきっかけにして行動するとおまいがちだが、
習慣化させるには、そんなモチベーションや気合は必要ないと言われている。
何故なら、人間・・・・
時には、
「モチベーションが上がらない時」や、
「気持ちが乗らない時」なんてあるに決まっているからだ。
なので、大事になってくるのは、
「腕立て伏せを1回だけやる」という
小さな「意志」に元づいて、
自分で小さく目標を決めるだけ。
考えてみてくれ。
モチベーションが上がらないからって、
「腕立てを1回もやらない」
なんてことはさすがにあり得ないだろう。
挫折しようがない。
これなら続けられる。
ヒント④習慣化するまでの期間
行動が習慣化されるまでは、
18日から254日かかると言われている。
平均して、66日らしい。
大脳基底核が、
「あー腕立てふせは毎日やるのね。OK!任せなさい」
となったら、
むしろ逆にやらないと気持ち悪い状態になる。
腕立て伏せ1回でそんな事なるわけないだろう・・・
と、思われがちだが、
1回以上やるかどうかは本人の自由。
そこからはプラスαの世界だ。
1回以上できたら、自分を褒めてあげよう。
自己満万歳状態だ。
大事なのは、毎日一回でもその動作をして、
大脳基底核に、『この動きは毎日やる』と、
染み込ませること。
ヒント⑤決めたことは絶対変えるな
そう。
目標は絶対変えるな。
どう変えるな・・・って。
それは、
「今日は腕立てふせ、1回のところ10回できたら、明日の目標は10回に設定しなおそう!」
と、できた結果から舞い上がって、自分で目標値を上げてしまう行為だ。
これが一番やばい。
「目標はあくまで1回」
それができたら自分を褒める。
それを続ける事が大事なんだ。
今、自分の大脳基底核に、
「1日一回の腕立て」
よくやったな!
と、刷り込ませているのに、
その目標を次の目標は10回です!
と、勝手につりあげたら、
またやつは疲れて、
寝っ転がってYouTubeみ始めるぞ。
また、もし仮に自分の目標設定に到達しなかったら、
自分で勝手に挫折して凹んでしまうぞ。
誰とも競ってないんだから、
勝手に自分で自分にストレスをかける必要は全くない。
あくまで、あなたの目標は、「1回」だ。
余計な高い目標に切り替えるな。
ヒント⑥大事なのは成功体験
たとえ、一回だけでも今日もできた。
という小さな小さな成功体験が、
習慣化させるまでには絶対的に必要だ。
習慣化されるまでは、「量」は関係ない。
とにかく、やり続ける事が大事。
何故なら、大脳基底核にすり込ませるまでは、
小さな小さな成功体験を積ませてあげて、
自己満最高!めちゃ気持ちい!今日も1回できたぞ!
と、褒めちぎって気持ちよくさせてあげよう。
ヒント⑦じゃあいつやるのか?
その答えは、
いつでもいい!!
時間でそれをやるのか・・・
例えば、風呂上りに腕立てやるのか、出勤前にやるのか、
何かのタイミングに合わせてやるのか・・・・
そんな事考えるな。
寝るまで、とにかく毎日1日一回。
いつかやれればもう問題なし!
もし、自分で決めた時間やタイミングで出来なかったら、
大脳基底核がまた凹んでしまうわ。
こいつは疲れやすいんだ。
余計なルールで縛って、
こいつにストレスを与えちゃならん。
ヒント⑧え?これでいいの?
いいんです!!
これでいい。
とにかく初めはハードルを低く毎日継続する。
すると、その小さな変化が積りに積もって、
将来、大きな変化になっている事だろう。
それは、やっている時には気がつかない。
それは、ふと振り返った時に、ふと気がつくものです。
自分で決めた小さな目標を確実に達成させ、
プラスαが自ずと行われる。
そして、そのプラスαが積み重なって・・・
いつの間にか、「腕立て伏せ一回」でいいのに、
「二時間ジムに毎日いる」という感じに「習慣化」される。
というものだ。
最近の自分の考え方に近い本に出逢ったので、
是非ともここに残しておこうと思った。
毎日毎日やることで、自分の脳みそが騙されていくという考え方がとても面白い。
なるほど。
「習慣化」という概念が科学的に知れて、
とても勉強になった。
スティーブン・ガイズ著「小さな習慣」
是非お試しを。