396回目〜401回目の6話完結シリーズ
なら、一体どうやって習得したらいいのか。
ここから、実際にどうやって習得していくべきなのか、僕の歴史を辿りながら説明していく。
多分、現実とは違う。
- 留学をしたら英語が喋れるようになる。
- 英語のシャワーを浴びれば英語が喋れるようになる。
- 英語を勉強したら喋れる様になる。
- 英語を暗記したら英語が喋れる様になる。
- 駅前留学でペラペラ。
私の経験上、これで上達したという感覚は全くない。導入部分としては良いかもしれないが、「俺行けるわ!」と実感することとは直結しにくい気がする。
結論:トレーニングによって習得される
子供の方が大人に比べて、言語野が未発達で、環境の中にいれば自ずと覚えると言われている。僕たちは、幼い頃自然となんとなく日本語を覚えて喋れる様になっていた。それは脳みそが未発達だったから。なので、すでに、おっさんになってしまった我々が、今から海外に出ていって、
”環境の中に居るから自然と覚える”
なんてことは100%不可能な話。なので、しゃべれると感じるためには、圧倒的な時間と、自力での努力が必要になる。
考えてもみてほしい。脳みそが未発達の子供で”すら”数年かかって、母国語を喋れるようになるのに、おっさん化したカチコチ脳みその我々が、そこそこ努力をしたからといって、1年や2年でしゃべれるようになるはずがないだろう。おっさんとなった我々は、英語をしゃべれると感じるまでには、絶対的に時間がかかる。ましてや、週一の英会話レッスンで喋れるようになってたら苦労しない。我々は、自分の努力によってのみ、しゃべれるようになる。週一のレッスンで喋れるようになってたら苦労はしない。
暗記はするな
英語を勉強し始めたときに陥りがちなのは、英語の単語の単なる暗記だ。そして、それを日本語で訳す。これは僕は、最もやっちゃいかん勉強法だと察した。この方法は、私の高校時代の英語学習、そして、その後の英語学習でも行ったが、全く自分がパワーアップしたと実感しにくかった方法だ。特に、ペンを握って、テキストと睨めっこしているのは、「時間の無駄」とすら今となっては思う。結果的に覚えればいいけど、「覚える努力」をするのはおすすめしない。なぜなら、人間は「忘れる動物」だからだ。
これはみんなご存知「忘却曲線」。暗記したところで、数日で忘れる。また、英語を日本語に翻訳して、その和訳を暗記したところで、それを使うシーンがいつやって来るか分からないなら尚更覚えても意味がない。「This is a pen」 って中学時代に勉強したが、それから数十年経って、未だかつて、この文章を口に出したことはない。
暗記のデメリットはさらにある。それは、「継続が難しい」ということ。メンタルがもたない。覚えようと頑張って暗記し振り返える。そして、あーあれなんだっけなこの単語。チラッと見る。あーそーだった。。。これは受験でもない限り、続けることはとても難しい。なぜなら、頑張って覚えようとしたのに、人間の性質上忘れちゃうのだが、忘れることで、自分の能力が低いと思い込んで、簡単に挫折してしまいがちだからだ。昔は暗記できた。なぜなら、単語の暗記は、テストに出るから頑張れた。暗記した結果を発揮する場所があったので頑張れた。だが、話すために暗記するのは、非常に難しい。なぜなら、その暗記した言葉をいつ発揮できるか分からないからだ。
仮にも、英語を習得するために暗記を続けるとしよう。すると、いつか自分の記憶力の無さに直面し、それに耐えられなくなる。そして、こう思う。これ、「意味あるのか」と。そして挫折する。少なくても僕はこのパターン。
※単語を習得するなということではない、単語の暗記はやめた方がいいということ。暗記は忘れる。
暗記をするのではなく、反射的に口から正確に音を発する練習をする
では、暗記はするな、勉強するな、でも、長い時間をかけて習得しろと言ってきたが、何をすりゃいいのか・・・・それは、「正確に発音する練習を死ぬほどする」ということだと思う。
例えば、日本語で誰かと遊びに行こうとする。「音」として読んで欲しい。
A「ねー。きょう、ひまなら、もし、いこう、あそびに」
B「ねー。きょう、もす、ひあまら、はそぎに、ひこう」
Aは文法めちゃめちゃ、Bは音がめちゃめちゃの2つの文章がある。これを発したとしよう。すると、果たして、どっちが通じるか。言うまでもなく、「A」だ。文法がめちゃくちゃでも、一言一言が明確に発音されていたら、なんとか相手は聞き取ることができる。なので、正しい発音で、正確に一つ一つの言葉を発音することが重要である。
どうやって発音を習得していくか
世界には、アメリカ英語、イギリス英語、日本英語、中国英語、インド英語、スペイン英語と、たくさんの英語が存在する。”音源”として、正確な音をYOUTUBEでダウンロードできやすいのは、アメリカ英語とイギリス英語。なぜなら、音源がYouTubeにいっぱい出てるので真似をしやすいからだ。僕は、狙ってアメリカ英語の音を習得を目指した。なぜかって、それは、なんかカッケーからだ。ここで肝心なのは、アメリカ英語を選ぶか、イギリス英語を選ぶかか肝心なのではない。とりあえず、目指すべきネイティブ英語の音を絞ること。今日はアメリカ英語で発音し、明日はイギリス英語でとぶれていては、自分の目指すべきターゲットになる言葉を見失う。例えば、「Water」は、アメリカでは”わーらー”、イギリスでは”うぉったー”などのように、ターゲットの基準がぶれてしまうから、発音練習をする時には、とりあえず取得したい音のエリアを絞る方が良い。僕はアメリカ英語でいく。
つづく・・・