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399回目:英語で生きる〜習得編(4/6話)〜

396回目〜401回目の6話完結シリーズ

2009年:発音記号を覚える

これは、僕が大学三年生の頃。バイトで貯めた金で、アメリカのポートランドに一ヶ月留学したことがある。その時に、日本で勉強していた方法では絶対喋れるようにならん・・・と感じて、色々調べた結果、まずは、発音記号をおさえて、ちゃんとルール通りの発音しなければならないということに気がついた。

Please black coffee(スタバ)

は、プリーズ、ブラックコヒー ではない。

/pliːz/ blak/ kôfē

と、発音しなければならないということを。

まず、一個ずつ、正しい発音と、口の形を作る必要がある。

http://mymeet-up.com/hatsuon/ (発音記号練習)

そして、一つ一つの単語を正確に発音する必要がある。どういう発音をしたらいいのかは、グーグル翻訳すれば、単語ごとにそこに書いてある。かつ、音もでる。(昔は、電子辞書で、その発音記号を見ていたものだ・・・)この時に、もし発音記号が読めれば、正しい音で単語をルール通りに発音できる。発音記号が読めなければ、ただ真似るだけで、体に染み込ませるには足りない。

  • 発音記号がわかる
  • 発音できる
  • 単語の発音記号がわかる
  • 単語を発音できる
  • 耳と口に染み込ませる。
  • 頭は使うな。どうせ忘れる。

そして、毎度毎度これをめちゃくちゃ練習する。この地点ではなにも考える必要ない。日本語訳なんて絶対覚える必要なし。発音だけ練習しておけばいい。強調したいのは、過去の日本語発音は捨てろ、全てリセットってこと。

英語習得は筋トレと同じ

「英語の学習は筋トレと同じ」

この理論は、私が英語学習をしていて最も痛感した考え方だ。生まれてこのかた100M選手として人生を過ごし、短距離しかしてこなかった人間が、突然、その筋肉のまま10000Mを走れと言われても、なんか無理そうってのはイメージつきやすい。短距離には短距離の筋肉がある。長距離には長距離の筋肉がある。と、同様に、

日本語を話す口の筋肉と、英語を話す口の筋肉は違う。日本語の口のマッスルをすべて捨てて、英語用の筋肉を一から筋トレしなければならない。日本語を話す時に使用される口の筋肉と、英語を話すときに使用される口の筋肉が全く違う。なので、日本語で話をする時の筋肉を使って英語を話そうとしても、中々英語の発音は出来ない。英語には英語用の筋肉がある。だから、英語用の筋肉をいちから作り直す必要がある。そう・・・お察しの通り、もちろん・・・・時間がかかる・・・・発音記号をなんとなくマスターするまで、確か大学三年のとき・・・2ヶ月ぐらいかかったような気がする・・・・

http://mymeet-up.com/hatsuon/ (発音記号練習)

ただ、不思議と、何度も何度も何百回も音の発音練習をして口の筋肉を鍛えていると、思ったこと、言いたいことがストレスなく、反射的に口から出てくるようになる。少しずつ、少しずつ。これはなんでかわからん・・実体験。経験として、日本語マッスルで英語を話している時は、頭の中で文章が日本語から英語に翻訳されて、その頭の中の英語を読んている感じ。でも前に比べたら、今の自分は、自分で何を喋ったかは、あんまりいちいち考えていない感じ。思ったことが、すっと出る感じ。脳と口の風通しが良くなった感じ。これが、僕の実体験。ああ・・なんか俺超、英語できます・・みたいなキャラになるような文章になってるけど、それは違う。ここで伝えたいのは、英語で人生を楽しいと実感するまでにやったこと、そして、それは、「お勉強」が出来なくても、全然到達可能だっていうことを言いたい。むしろ、いわゆる「机でのお勉強」は、英語で会話する為には、遠回りになる。後、口の筋トレをしまくって、同じ文章を何度も何度も音読していると、「夢」が英語になってくる。

口が筋肉痛になる。夢が英語になる。

この身体的反応が出てきたら、少しずつ脳と口が変わってきた証拠だ。

つづく・・

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