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397回目:英語で生きる〜精神論編(2/6話)〜

396回目〜401回目の6話完結シリーズ

完璧な英語とは?

英語を勉強する場合、何故か「完璧」を目指していないだろうか。しかし、完璧な英語とは一体何なんだろうか。考えてみてほしい。

日本語を考えげみよう。「日本語」と、簡単に括られるが、日本語の中にも、東北弁、東京弁、大阪弁、などなど、地域によって言葉使いやアクセント、そして表現方法までも異なる。それは日本人みんな分かっている。なので、「わからない言葉」や「方言によって聞き取れない言葉」があってもさほど気にしない。

Aさん「こないだ、東北に自動車免許とりに行ったんだけど、教習所のおじさん何言ってるかわからなかった〜」なんて会話は、結構起こり得る。そして、通じないってことに対して、それほどストレスを感じていない。しかし一方では、突然、「英語」となるとその感覚が失われる。

1.3億人しかいない島国日本ですら、色々な方言があって、100%理解することは到底難しい。では世界には18億人の人が英語を話すと言われている昨今において、「正解とされる英語」とは、一体どんな言語のことを言うのだろうか。100%英語を理解することなんて、到底不可能なのではないのだろうか。英語を話すと言われる人口は世界に18億人いて、英語を母国語としている人口は、4億人と言われている。残りの14億人は第二言語として英語を話す人々と言われている。これだけ増えてきているのであれば、正しい英語なんてものは、このよに存在しているのかすら疑わしい数字だ。にもかかわらず、存在し得ない「完璧な英語」を果てしなく求め続け、分からないことに億劫になり、日本人の多くはその学習過程の途中で投げ出して諦めてしまう人々が大半であると言えるのではなかろうか。この世の中、アメリカ英語、インド英語、イギリス英語、中国英語、日本英語・・・全部正解だ。

つまり、大事な考え方としては、「英語同士で話あっていても分かり合えない可能性の方が高い」と、認識でいたほうがむしろ気分が楽かもしれない。

日本人の英語力は、世界から置いていかれている

国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)の2019年調査によると、英語を母語としない100カ国・地域のうち、日本人の英語力は、前年の49位より4つ順位を落として53位となり、4年連続で5段階中4番目となる「低い能力レベル」と認定された。

この表で分かる通り、世界的にも日本は英語力が相対的にレベルが上がっていないということが示されている。ここの表から思うことは、日本人は英語が喋れなくなっているのではなく、他の国の人達が喋れるようになっている可能性が示唆されていると言うこと。しかも、ここ10年での出来事だ。つまり、見方を変えれば、日本人がある程度間違った英語を話したとしても、それを理解してくれる外国人の数も多くなってきていると言うこと。

なので、間違ってもいい・・何でもいいからプライドを捨てて話すること。大丈夫。きっと相手は分かってくれる。相手が英語のネイティブならなおさら。俺たちは第二言語「英語」で喋っている。

「第一言語が英語の皆さん・・・・分かってくれるでしょ・・・こっちは第二言語なんだから・・頼むわ・・・・」

ぐらいの図々しい考えであってもいいかもしれない。

つづく・・・

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