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備忘録

Japan Life

617回目:ライフシフトプラットフォーム

電通は、個人が年齢にとらわれず、社会において長く価値発揮できるような新しい選択肢として「ライフシフトプラットフォーム(LIFE SHIFT PLATFORM)」(以下、LSP)を立ち上げた。

人生100年時代において、「学業→仕事→老後」の3ステージのうち、「仕事」の部分が長くなることが想定される。定年に関係なく、長く自立的に働くためには、学び直しの場や時間、複数の仕事に取り組める環境や、新しい事業にチャレンジする機会などを持てることが重要となる。

そこでLSPは、個人が、"一企業"ではなく"社会"に対して発揮する価値を最大化するための仕組みになると同時に、個人・企業・社会が柔軟につながる、これからの時代の新しい関係性を構築していくことを目指す。これは2018年に電通社員有志が構想を立ち上げ、2年以上をかけて検討・準備し実現に向けて推進してきた。

具体的に電通は、LSPを具現化する新会社「ニューホライズンコレクティブ(New Horizon Collective)合同会社」(以下、NH)を設立し、2021年1月より事業を開始する。LSPへの参加を希望する電通の社員は、退職した上で個人事業主となり、NH社と業務委託契約を結ぶという。

個人事業主はNH社から一定の業務を受託し、安定した報酬を得ながら、個々人で「これまでとはまったく別分野だが、ずっとやりたかったこと」や「なかなか踏み出せなかった新しい事業」などに取り組むことができるというものだ。

NHは、個人のスキルや将来の展望などのデータを集約し、新しい学びの機会、新しい仕事の機会、新しい仲間・チームづくりの機会などを提供していく。今後はLSPの事業基盤が確立したのち、グループ会社や国内の他企業との連携も図るという。

社員が個人事業主になる?

会社に属していたが、そこから外れて、改めてそのNH会社と労働契約を交わし、自分という商品、自分の時間を会社に売るってことが色濃くでるだろう。人生100年時代となったが、一方で終身雇用という考え方は無くなり、いつクビを切られてもおかしくない時代に陥ったことが背景としてあるだろう。自由に働ける時代への先駆け、、しかし、、企業は出来ない社員をいつまでも守ってられませんよ、、ってことが如実に現れていると感じた。

俺は焦っている。25年後に定年がやってくるが、俺は多分、後55年は生きるだろう。だから『個』としてザバイバルしていかなければならない、もしくは自分で生きていく『力』を得なければならない。じゃないと、定年した後、30年間無職のまま、ただ単に貧乏しながら長く生きていかねばならない。年金ももらえるかわからない。終身雇用終了、企業寿命の短命化したこのご時世、特に、4〜50代になった時に、突然自分が会社から見捨てられることも覚悟して、30代半ばの今のうちに、『力』と『キャリア』を可能な限り積んでおく必要がかなりあると、このニュースを見て強く感じた。『力とは人脈と健康』『キャリアとは知識と経験』だ。だからといって、今、思い上がって突然起業だ!とかってイキってもそんな力はない。今の会社で頑張るしかない。だが、常に『俺が事業主ならどうするか。。』ってことを念頭に、手前の仕事をやることがまずは今できそうなこと。

今回の電通のこのライフシフトプラットフォームは、見方を変えれば『新手のリストラ策』という呼び声も高いが僕は焦りを感じた。社会がそう向かっていきそうに感じたからだ。また、今回の電通の対象社員は40歳以上なので余計新手のリストラ臭が漂ってはいるものの、タニタではすでに年齢問わず同じ制度を導入している。そんな制度を若くしてこのような制度を利用するのは『副業したくてたまらん優秀な人材』だろう。働き方がどうなっていくのか、社会がどう変わるのかこれはウォッチしていきたいところだ。

今後数年で、また社会が大きく変わる助長のようにも見える。終身雇用は終わってるんだから、今の会社に使われっぱなしじゃダメだきっと。のほほんとサラリーマンやって、最終的に会社から殺されるのは気がついたら俺だった、、と、なりかねんなこりゃ。

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