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844:自動生成AI技術

2023年02月26日の備忘録

生成技術の企業価値ランキング

人工知能(AI)を活用した文章などの自動生成技術を持つ企業が急成長しているようだ。オランダの調査会社ディールルームによると、未上場で、企業価値10億ドル以上のユニコーン企業がすでに6社誕生し、1億ドル以上の新興勢は30社以上あるそうだ。さすがアメリカ。下記ランキングのほとんどがアメリカだ。

米オープンAIの一強(Microsoftの投資)

オープンディールルームによると、生成AIの企業価値トップは米マイクロソフトが投資する米オープンAI。利用者が1億人を超えたといわれるChatGPT(チャットGPT)の成長期待は大きく、企業価値は290億ドルと1社だけで全体(約100社合計)の6割を占める。

米Googleが追う

米グーグルも続く。オープンAIの研究者が設立した米アンソロピックに約3億ドル投資した。同社はAIで懸念される安全性や透明性を高める研究が強みで、企業価値は29億ドルと2位につける。グーグルはAIの学習に不可欠なコンピューターの計算基盤を提供してベンチャーと関係を深め、カナダのコーヒア(企業価値5億~7.5億ドル)とも協力する。

ヨーロッパ勢

英ディープマインドはトップ棋士を破った囲碁AIの開発で知られ、近年は言語のAIにも力を入れる。オランダのクリエイティブ・ファブリカのように文章からデジタルアートを生成する企業もある。IT(情報技術)の人材の層が厚いイスラエルやエストニアのスタートアップにも勢いがある。一方、日本企業はディールルームのリストに登場せず出遅れが懸念される。

2030年1000億ドルの市場?

調査会社グランドビューリサーチは生成AIの世界市場が年平均35%のペースで拡大し、2030年に1000億ドルを超えると予測する。メタバースの2023年市場予測は7300億ドル。スマートフォンは5200億ドル。生成AI産業恐るべし。東京大学の松尾豊教授は「インターネット初期のように様々な分野で商機が出てくる」と指摘する。

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