英シンクタンク「経済経営研究センター(CEBR)」は26日に公表した世界経済の年次報告書で、中国の経済規模が2028年に米国を抜き世界一になるとの見通しを示した。昨年時点の予測から5年前倒し。一方、日本は30年にインドに抜かれ、現在の3位から4位に転落するという。
旧データ↓。この予想が更に5年前倒し。
中国が経済規模で長期にわたって世界一を維持してきた米国を抜くことになれば、象徴的な出来事となりそうだ。CEBRは報告書で「中国が新型コロナウイルスの流行を巧みに抑え込んだ一方、西側諸国は長期的成長力に打撃を受けた。この結果、中国の相対的な地位が向上した」と指摘した。
中国の進化
2010年私が仕事を始めた時は、アパレル製品の中国製造は未だに上海近郊でも生産され日本に輸出されていて、当時は中国の奥地で生産するなんて一握り。『そんな奥地で作るなんて考えられん』と言われていたが、数年後は普通にそんな奥地でものづくりがされ、逆に上海近郊でモノづくりをする機会は激減した。ほんの数年の話。同時に、上海は経済都市へどんどん進化し、今となっては、住むのに全く困らない街へとなった。たまに北京に行くけども、全く住むのに困らないという印象を受けている。中国とは仕事もプライベートも密接に関わりのある国であるが故、自分としは中国が世界一の経済大国になるのは喜ばしいことで、それは第二次世界大戦以降日本が必死こいて頑張って発展したと同様に、中国も必死こいてみんな頑張って来た結果がここに現れていると実感する。現に、日本で生活する上で、中国製の恩恵は我々日本人は存分に受けて来た。『世界の工場』で作られる商品に、我々日本人が頼りに頼って、頼りまくって発展させたのは明らか。いやぁ。本当世界が変わってく感じがするなぁ。僕が中学生の時にこれからは『中国とASEAN』って社会で習った時は、『へぇーなんか先の未来の話だなぁ』とか思ってたけども、もうまさにそれが現実となって、寧ろそれが当たり前のようになっているのが驚きだ。今の社会の先生って学生に世界経済をどういう風に教えてるのか気になるなぁ。多分僕の時のとは全然違うことを言ってるんだろうなぁ。
インドの未来
2010年インドをバックパッカーした時の印象と、今回10年ぶりに駐在で訪れたデリーの景色も『まぁまぁ』違う。たしかに発展して便利にはなって来たけども、それでも経済先進国になっているという肌感覚はそれほど無い。金額では日本が抜かれる予想となっているかもしれないが、正直現地で生活していく上ではまだだまだ大変な国だというのが現段階での感想だ。とはいえ、10年でガラッと変わってしまうのが発展途上国の面白さなので、その途中段階で仕事でもプライベートでも関わりを持っていることはラッキーだ。10年後一体どうなっているのかとても楽しみ。中国に駐在してた人がインドにきてみんな言うのは『今のインドは昔の中国みたい』って結構いうからなぁ。インドが『世界の工場』になるのはやって来そうだなぁ。本当にくるんかな?
心配
中国、アメリカ、インドと仕事もプライベートも関わりのある大国三つ。中国に抜かれるとしたら、アメリカがどう出るのか、インドと中国の関係はどうなるのか。お互い牽制し合ってるお国同士なので頼むからバトルが起きるようなことはやめてくれ。これはかなり心配している。行き来が出来なくなったら仕事もプライベートもマジで困る。