通勤
毎朝、ドライバーがくる。
乗車。
ドライバー『ぐっどもーにんさー。』
私『。。。。』
トントン。僕が彼の肩を。
ドライバー『ん?』
彼が振り返る。
そしておもむろに、私は右手を差し出す。
すると、
と、まず挨拶がてらに握手。
。。。。。。
。。。。
ドライバー『ペコリ。。』
私『ぺこり。。』
。。。。。
。。。。
。。
ドライバー『。。。ゆーけいむばっく。。』
私『いえす。。。あいむ、とーたりーファイン。』
。。。。
始まった。。。
1日が始まる。。。
このドライバーと、無言の握手。
これが無いと、1日が始まらない。
多分、ドライバーにも、少しウケてる。気がする。
僕も彼のことはすごい好き。
ドライバーのことを紹介しておこう。
これからインドに来る沢山の後輩たちのために紹介しておこう。
ムンバイにきたら、きっと、彼と一緒に動くことになるのだから。
名前はシンさん。
はじめに私がインドに来て、彼に会ったときは、彼の体のサイズと威圧感に圧倒され、
とんでもない人を雇ってるなと思ったのが正直なところ。
しかし、身体のサイズには想像もつかない程、中身はおっとりしている。
おっとりしてて、さらに、癒し系。
見かけは全然癒し系では無いが。。。
性格は癒し系、故に、運転もおっとり癒し系。
無論、交差点では、自分だけが突き進もうとはしない。
人に譲って、自分は後から、、、、
人に譲って、自分は後から。。。
。。。。。。。
。。。。。。
。。。。。
。。。。
。。
故に、なかなか目的地につかない‼️
でも、それでいい。
事故らなければ。。。。
彼は2007年よりうちの会社のドライバーをやってくれている。
会社の歴史をとても知っている。
13年前の小さなオフィスの頃から彼はずっと働いている。
インドに来た駐在員、出張員みんな見てきた功労者だ。
そんな彼と今2人で帰っている途中。
僕を家に下ろした後に彼はそこから片道1.5時間の道のりを経て自分の家に帰る。
彼のおかげで今の我々は仕事ができる。
後輩たちよ。
ムンバイに来たときには、是非ともシンジカーに乗車してくれ。
(シンが名前で、ジーは〇〇さん。)
最初、無口だけど、良い人です。