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182回目:インド 仕事の流儀

とある夜

2月12日、火曜日

ムンバイの道を貫く一本道・・・・

一人の男が家路を急いでいた。

今日も仕事を終えてなお、家でやりかけの仕事をするためにせわしなく帰るその背中には、

日々の仕事の重圧と、困難なプロジェクトに立ち向かいながらも、

どこか、充実感に満ちあふれていた。

夜8時30分、彼は自宅に到着し、いつもの如く夕食の準備をしていた。

彼は、毎日欠かさず、オフの日も自分で食事を作って食べるのが日課だ。

本日は、先日さばいたサーモンと、彼の大好きな土鍋ご飯。

するとその時、一本の電話が鳴る。

それは、インド人のスタッフからだ。

その時、彼には一瞬、ただならぬ気配を感じ取った。

私「HELLO・・・」

インド人「私さん!まずいです!」

私「どうした?」

インド人「○○で確定していたアポイントが突然キャンセルになりました!」

私「何!?そしたらどうするんだ!? コロナウイルスの影響で先方から断られたか!?」

インド人「いや!そうではありません!先方が緊急で出張に行かないとけないらしく、私達のアポイントがリスケされます!」

私「なぬ!? それはまずい。後1日でなんとかスケジュールの再設定をしなければ・・・・まずは、他のリストから代替となる先の候補をあげて明日朝一番で電話でアポをかけまくれ!俺は、即座に全体のスケジュール確認して先方に連絡を入れる。明日3時間で全部片付けるぞ!」

インド人「OK!! リストには、2件候補があります。」

私「よし、明日即座に電話だ!9時に電話だ!!」

インド人「わかりました!」

商社マンとは、基本的に、予期せぬイレギュラーが随所に発生する。

しかし、そこで如何に冷静な判断と最善の一手を選定し、いい方向にもっていくことが腕の見せどころだ。

彼は、このトラブルを少し楽しむかのように対応する。

常に100%で仕事して、イレギュラーが起きたときには120%の力を発揮しなければならない。

Q. こういうときに、私さんはどのようなことを考えてますか?

私『そうですね。こういうときに、一番大事なのはチームのメンバーを如何に動かすかですかね。。。』

彼はわかっている。自分ひとりでは、賄いきれないということを。

私『大事なのは、すぐに役割分担を決めて、一本のレールを作ること。そして、後は、限られた時間で、全員で全力で走る感じですかね。途中迷いがあると連携が崩れてしまいます。。』

そして、彼は今このトラブルを抱えている自分に完全に酔いしれ、パソコンを閉じる。

明日は、時間との戦いになる。

プロフェッショナルとは、逆境を楽しむこと。。。

。。。。。。

。。。。。

。。。。

あー。。なんで、いきなりこんなことなるだー。。ったく。。

。。、。、

。、。

はっ・・・・!?

いかんいかん。、

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

逆境を楽しむこと。。

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