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備忘録

Indianlife

764回目:早速、発熱

インドきて2週間が過ぎた一昨日の10月15日金曜日の夜。

早速やってしまった。

当日はインドは休みであったものの、二つほど商談があり、午後からずっと外にいた。

その日の朝は、起きた時に、実は違和感を感じてきた。ただの疲労かなと思った程度だったので普通に外に出た。お昼が過ぎ、夜となり、徐々に何となく熱っ気があるような気分になってくる。もうその日の仕事は終盤を迎えており、あとは家に帰るだけだったので、もう一踏ん張りというところで耐え抜いた。夜何もかも終わって家に着いたのは夜9時ごろ。明らかに熱があると思い体温を測ってみたものの、36.8度とまーまー平熱。一安心。実は、翌日からAhmedabad支店へ出張となっていたので、その日は即寝て明日の出張に備えたいところだった。しかし、明日の準備を終えて、布団に入るや否や、急激に布団の中で私の体温が上昇する感覚をとらえた。100パー熱あると思い再度体温を測る。

「頼む。。熱はないで欲しい。。頼む。。」

ピピピッ

37.8度。。

「終わった。。」

時刻は夜11時。明日、日本人駐在員は5時半起きで出張に出る。夜遅くに、今から連絡して動揺させるわけにもいかない。取り敢えず、さっきまで会っていたインド人には言っておくか。。このご時世、「私、インドで発熱しました」なんてワードは、インドのコロナはかなり減ったとはいえ、、、こちとら、日本から来たばかり、きっと周囲を動揺させるだろう。こっちに来て分かったが、ムンバイは今、コロナよりも、デング熱が寧ろ流行ってて、マラリアの危険性もある。また、バイラルフィーバーという季節の移り変わりで、ウイルス性の発熱をする人が急増しているという。そんな話をインド人から聞きながらも、そのインド人の友達が、何と明日の朝に私の家に、PCR検査、血液検査検査をやってくれる人を派遣してくれるという。さらに、その夜に一番心配したのは、「人に移したのではないか」という心配だ。私は、ワクチンも打っているし、年齢的にもかなりの確率で問題ないと思うが、他人に迷惑はかけてないだろうか。。。という心配がかなりよぎった。むしろ、それで寝付けなかった。

翌日、10月16日朝5時。早めに目覚める。体温を測れば平熱に戻っていた。だが、ここは無理をするところではない。そこから、朝に日本人駐在員メンバーに報告し、本日の出張をキャンセルして、土日は自宅で様子を見ることにし、再度寝ることにした。

しばらくして、その日の午前、携帯が鳴る。

「ボス!ドアを開けて下さい!」

ドアを開ける。そこに立っていたのは、昨日まで私と一緒にいたインド人の部下だ。片手には、栄養剤と薬が握りしめてある。

「ボス!かなりの確率でボスはバイラルフィーバーです。私もなってます!みんななってます。なので、これで抵抗力を上げて下さい!」

私「マジかよ。。ありがとう。。お代は?」

インド人「勘弁して下さい。お金の問題じゃないんです。これは、私からというよりも、昨日一緒にいたボスのお友達からです。飲んでください」

私「ありがとう。。。」

インド人「この後、血液検査の人が来ますので待ってて下さい!!」

そう。。何もかも彼が手配してくれた。。インド人は基本、人情溢れた奴らばっかりだ。。悪い奴もいるが、日本で味わえないこういう激アツな深い関係も築ける。こういうところがインドにハマるところだ。

しばらくして、血液検査の人がやってきて、テストをした結果は、コロナ陰性、デング、マラリア、何もかも陰性。それ系ウイルスは体内にはいないことが分かった。

ただ、反応性Cタンパク質値という値が通常よりも上がっており、この値から、体内ではなんらかの免疫が作用して戦っていることが分かった。なので、そこからとにかく寝まくって体力の回復に努めた。そして、現在、熱も全く出ず、通常運転に戻った。これなら、月曜日からは動けそうだ。

今回、突然の発熱により、早速やってしまった感が否めない。だが、一番焦ったのは私の家に来た検査員の検査道具が若干古めで、ここら辺の扱いが雑なところ。物凄いスピードで対応して、結果も明らかに日本より早いが、こういうところが発展途上国だ。

血液検査が終わり、PCR検査も終わった。最後に、「明らかに使い古しだろ」と思われるようなカップを渡される。「ユーリーン検査」と言っている。「ユーリーン?」なんだそれ?私は何を持ってくればいいんだ?んん?そーいえば、この検査は「フルパッケージ」と言ってたな。全部検査すると。。そしてこのカップ。このサイズと、この展開からして、、わかった。。。「う○こ」だな。。OK。。やったろーじゃないか!

私「OK!OK!う○こだな?!」

そう聞いたところ、検査員はかなり焦り始める。

検査「?!?!ノーノーノーノー!!」

私「え?違う?ユーリーンってなに?!」

徐に、検査員がGoogle翻訳を取り出す。そして、提示してきたその先には、

「尿」

の、一文字が。

私「OK。。そっちかい。。」

体調はかなり良くなってきてます。

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