あれは7年ほど前の話だろうか。
後輩に感化され無性に高い靴を買いまくった時期がある。
その時は、メンタル的にも結構人生ハードな時期で、とりあえずストレスの矛先は『高いものを買う』って方向に向かっていた。
靴は一生もん。
オシャレは足元から。
結婚する前に買っておいた方がいい。
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そう感化された俺は、一年の間に、JMweston、パラブーツ、オールデン、トリッカーズと、、アホみたいに高い靴を何足も買いまくった。
その靴達は、結局、毎日ローテーションで履きまくり、結果的には7年持ち堪えているため後悔はしていない。そんな愛着のある靴はインドのムンバイというホコリまみれのハードシップ環境でも履き続け、結果ボロカス状態となり、手入れをするとかいう問題ではない程みるにも無惨な状態となった。一年前、まさかそれで実家にこないよね?と、見るも無惨な姿になった靴を見かねた彼女からは、香港でたまたまセールをしていたチャーチの靴の購入を猛烈に勧められ急遽その場で購入。香港からインドに持ち替えれば、またすぐボロカスになるということで、北京の彼女の家で代わりに大切に保管され、来たる次の出番を北京で待機しているという始末。
折角日本にいるんだから
修理しよう。
山形で探してもそんな高級靴を治してくれそうな所は見つからない。イオンとかにある靴磨き屋さんぐらいしかない。そんなところにこんな高い、、、かつ、無惨な靴を持っていったところで、一体どこまで治るのかも甚だ疑問。
そこで見つけたのは『ユニオンワークス』。
取り敢えず新宿のショップに電話する。
すると、Instagramから入っていってDM送ってくれたら、工場と直接会話できることが判明。一応定員には聞いてみる。
私『あのぉぉ。。すげー高い靴なのに、ゴミにみたいな状態で届くと思うのですが、工場の人ショック受けないか心配です』
ユニオンワークス『笑。。。大丈夫っす。お客様のご要望にできる限りお答えしますよ』
私『安心しました。。』
Instagramでやり取りする
https://instagram.com/unionworks_shoerepair?igshid=3dehld8fddfn
靴の状態を写真で送りどこをどう治して欲しいか連絡する。そして、概算の見積もりが来る。
私『私、この靴ずっと履きたいので、徹底的にやっちゃって下さい。あと、、海外に旅立ってしまうので、次いつ治せるか分かりません。なので、てっっっていてきにお願いします』
工場『穴は補修、オールソール張り替え、カビ取りクリーニング、中の皮の張り替えがありますので。。4〜5万かかるかと。。』
。。。。。
。。。。
ちょっとまて。
高いし、そもそもその補修。。
原型とどめるのだろうか。。
なんか、違う靴になって帰ってきそう。。
。。。。。
。。。。
だか、迷ったられん。
ヤルとなったら徹底的にいくしかない。
。。。。。
。。。
私『分かりました。送ります。やっちゃって下さい。』
工場『承知しました。到着しましたら、再度確認しますので、その後最終見積もり後進めるか決めて下さい。』
。。。。。。
。。。。。
。。。。
彼女にも報告。
なぜなら、月々のファイナンス面も報告しているため、今回の臨時出費は報告事項となる。
私『あのさ。。靴二足治すんだけど、400〜500ドルいかれるわ。その代わり他節約する。。』
彼女『え?笑 治るの?笑 穴空いてる靴だよね?笑 でも、一回やってみないとわからないね。てかさ、あんなボロいのが到着して、工場ショックうけないかな?。。そもそもなんで穴開くのよ!笑』
私『一応、、、ゴミみたいなのが工場に到着するとは言ってあるから大丈夫。穴も治るらしいわ。。徹底的にやってっていったから。。穴は。。インドだから空いた。』
彼女『笑笑!やってみよう。。てか、インドどんだけなの?笑』
。。。。。。。。
。。。。。。
。。。。
工場『確認しました。こちらを治すとですね。。二足合わせて。。53000円です。』
私『。。。。。時間ください』
にしても、、
たけーな。。
一瞬考える。
決断。
治って更に数年履けるなら良し!
私『いってください。』
。。。。。
。。。。
納期は2/19着で帰ってくる私の靴。
どんだけ綺麗になるかビフォーアフターが楽しみだ。
一応ビフォーの写真送ってもらったけど、既にカビ取りは終了してたので、最強マックスボロカス状態ではないから、ここで最悪の状態を公開できないのが非常に残念だ。写真残しておけばよかった。
側面にポッカリ穴が空いてる靴なんて本当に治るのだろうか。