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備忘録

Indianlife

811回目:【祝】国際結婚・入籍完了

2022年5月27日の備忘録

今日結婚した

お相手は、中国北京在住李丹陽(リ•ダンヤン)さん。私は、現在インドのムンバイ在住。バラバラに住んでいる。にも関わらず、本日2022年5月27日日本の山形にでリモートにより入籍した。

彼女とは、2016年アメリカで出会ってから、遠距離恋愛6年を続け未だに遠距離。でも、国籍、住んでる国、常識、国のコロナによる国境間の断絶など、全てを乗り越え今日にいたる。ただ、ここに至るまでの数ヶ月、本当に色々あったので、忘れる前に記録に残しておきたい。そして、いつの日か、またこの日記を読み返し、丹陽と約束した今日という日を、一生忘れないように、ここに備忘録を記そうと思う。

下の写真は、2017年アメリカ。私と将来の奥さんになる丹陽が一緒に写っている。これが付き合う寸前の我々だ。

俺は地獄の日々を送っていた

2022年1月になり、中国にいる彼女の仕事が忙しくなったのに加え、彼女の身に、とあるショッキングな出来事が起きた。

その後、2022年2月になり、インドにいる私とのコンタクトは激減し、ついに、2022年3月には全く連絡が来なくなってしまったのだ。

それから、2022年4月後半までの約2月間、私と彼女の間には、全く会話がなくなり、私は精神的にもかなり追いやられる事になった。ただでさえ、精神的にも肉体的もかなりキツいインド駐在。そして、心の支えであった彼女との連絡が途絶える。辛すぎて、私は、ふと旅に出ようと決断し、インドと中国の国境沿いの街「ラダック」へ向かうことにした。

しかし、私にはどうすることもできなかった。如何せん、私はインドに居て、彼女は中国にいる。ここ2年半、全く顔をあわせない状況で生活しており、唯一のコミュニケーション手段のFaceTimeとWeChatすら途絶えてしまったのだ。私ができたのは、国境の街「ラダック」から、「あーあの辺の空の下が中国か」と、インドと中国を分つヒマラヤ山脈を見つめることしかできなかった。

それからも、何とか彼女の親と頑張って中国語でやり取りをしたり、共通の友人に相談し彼女の安否を確認していた。色々な手段を尽くして彼女の安否を確認しようとしていたところ、私と彼女の共通の「台湾人」の友人が、私の代わりに彼女に連絡を取ってくれたのだ。台湾人の友人は、私と彼女と一緒にアメリカで出会った共通の友人Yさん。友人Yさんが私二人の間を取り持ってくれて、お互いの心境を仲介してくれた。

仲介人Yさんの話を聞けば、私の彼女は、どうやら2022年1月に起きたショッキングな出来事と、仕事が忙しくなったこと、そして、、、昨今の中国のコロナウイルスの影響で、国籍も住んでいる国も違う中での、

「私たちの関係」

が、非常に心配になり、逆に、私とコンタクトが取れなくなってしまっていたようだ。中国は、現在世界で最も入国が難しい国と化しており、中国での入籍を2年以上待っている私も、何もしてやれず、かなり辛い状況下にあった。

リモート入籍という方法があるらしい・・・

そんな中、友人Yさんが勧めてくれたのは「リモート入籍」。とにかく、早く籍を入れなさいと勧めてくれた。

台湾人のYさんは、昨年コロナ禍で日本人の旦那さんと入籍をされていた。Yさんは、私と彼女に、中国での入籍を諦め、まずは「日本でのリモート入籍」をしたらどうかと提案してきた。これは私も想定外のプランだった。私の彼女は元々中国での入籍を熱望していたこともあり、その為2年以上もその時を待っていた私としては、想像もしなかったオプションB。台湾人のYさんは続ける。リモート入籍を完了させ夫婦になれば、コロナ禍でも、ビザの承認が早くなるよと。現在は、私と彼女は戸籍上ただの「他人」。それが「夫婦」になれば、中国、もしくは、インド、はたまた日本での再会の可能性がグンと高くなると提案してきた。

「I miss you」は突然に。。

4月13日、ずっと連絡が取れなかった彼女から突然「I miss you」とだけ書かれたメッセージが来た。それは、私が、傷心旅行として来ていた「ラダック」にいる途中の出来事。そこから、1日の中で、一言だけ、二言だけ、と少しずつメッセージが返ってくるようになった。ヒマラヤ山脈の麓、チベット仏教寺院を訪れまくっては、丹陽の復活を願った効果がここに来て出たのだろうか。

さらに、台湾人のYさんの協力のおかげで、彼女のメンタルも少しづつ回復してきたことが分かり、メッセージでの会話も増えた。Yさんも、私の代わりに、離れてても結婚出来ることを彼女に伝えていたようで、それで彼女も少し安心できたようだ。私は、細心の注意を払って文字のみで会話をし、少しでも彼女が何でも話せるような雰囲気づくりに努めた。

また少し時が経ち、今度は、遂に電話での会話が出来るようになった。その時、私は、台湾のYさんがおすすめしてくれた「リモート入籍」の話を切り出した。2年前にプロポーズをしてOKだったが、今回はまた違う意味で緊張した。なんせ2ヶ月も全く声すら聞いていなかった状況からの電話。切り出そう、切り出そうと、思っていたが、それまでの文字だけの会話では、彼女の感触が分からない。また、やっと文字で会話ができるようになった彼女に、突然刺激を与えて大丈夫か・・・などなど、色々考えた。しかし、やっと声が聞けて、ここだ!と言わんばかりに「リモート入籍」を打診。

その結果は「OK!」。

この日の夜は忘れもしないインドの村の奥地。トカゲが蔓延るボロホテルのベットの上で、インドと中国を繋いだ会話だった。しかし、トカゲが壁に張り付いているのも忘れて、その時はすごく嬉しかった。

トカゲのホテルでの電話の翌日からは、私と彼女関係性は完全に修復に向かった。むしろ前より更に仲が良くなった気もする。これが4月末の出来事だった。

リモート入籍を進める

その後、私は必死に、山形市役所と確認を取る。すると、どうやら中国から送ってもらう必要がある書類がいくつもあることが分かった。ただ、ここからは高速で2人で事を進めた。

  • 独身証明書(or彼女が書面で独身を宣言し、それを中国側の公的機関で、日本語に翻訳された公文書)
  • 出生証明書、及び本書を公的機関で日本語に翻訳された公文書
  • 国籍証明書、及び本書を公的機関で日本語に翻訳された公文書
  • 中国法律上婚姻を結べる事が出来るという宣言書
  • 提出する婚姻届に直筆のサイン

彼女は中国側でこの書類の入手に奔走する。

コロナ禍で北京は一部ロックダウンとなり公共交通機関は停止。彼女は炎天下の中、自転車で汗だくで走り回って書類を集めた。

日本側では山形の両親が待ち構える。中国からの書類は5月24日に到着した。先に送ったおいた婚姻届は、山形に到着しており、サイン欄以外の部分は私の父が代筆する。何故、代筆を選んだかというと、ただでさえ、普通に書く分にも説明がよく分からん婚姻届、加えて、本人達は日本に居ない、かつ、代理人申請ときたもんだ。インドに居る私と、中国にいる彼女がバラバラに書類を書いていては、絶対に間違えると判断した。

そして、親が代わりに提出するので、提出先の山形市役所は、実家から近い。となれば、敢えて親に代筆を頼み、婚姻届を提出前に、事前確認もできる。ちなみに、国際結婚じゃなくても、本籍地で入籍する場合、それが直系家族による提出であれば、署名欄以外は代筆が可能である。※サインだけは本人。

国際結婚は非常に複雑。そして、日本の役所が求めるものが、書類によってはゲットできず、代替書類なども並行して検討した。どうも、この国際結婚のプロセスが難しすぎて断念するカップルも多いようだ。しかし、我々はやりきった。20日程の短時間で、全てを準備し5月25日は、「あとは出すだけ」のとこまで来た。

入籍のターゲットは、5月27日。

この日は、日本のカレンダーでは、「一粒万倍日」として「何かを始めるには良いとされるスタートの日」らしい。そして、、中国のカレンダーでは「妻を愛する日」となる。

5月27日を迎える

5月26日の夜は独身最後の日。

独身最後の日なのに、デリーで出張。かつ、とてつもない難易度の商談が続き、インド人メンバーとヘトヘトになっていた。最後の夜飯は、デリーの「CoCo壱」のカレーを、チームのメンバーと一緒に食った。「何で、おめーらfu●king Indian guys男2人と、インドのCoCo壱でカレー食うのが独身最後の日なんだよ」と、インド人二名と一緒に笑いながら飯を食った。

翌日、5月27日インド時間の朝。

母親からLINEが入る。私は、デリーのホテルでその連絡を受け取る。

「婚姻届提出してきました。受理されました。おめでとうございますと言われたよ!」

と。。

半分寝起きだった私は、飛び起きて中国の彼女の元へ連絡した。

それからは、会社のメンバーや、お世話になった方々へ報告し、たくさんの方々から祝福を頂いた。

各国からの祝福のお言葉誠にありがとう!

私たちが結婚した後、世界中の方々から祝福のコメントを頂いた。アメリカ出会った共通の友達も今では各国へ散らばっている。バラバラになっても、当時の友達からも沢山の祝福を頂き、本当に嬉しかった。また、コロナ禍という異例の事態の中、「リモート入籍」というウルトラCを教えてくれた台湾のYご夫妻には感謝しても仕切れない。本当にありがとう。最後に、沢山の先輩方や後輩達、会社関係者、友人、家族、死んだじーちゃんandばーちゃん、応援してくれた多くの皆に、心より感謝をさせて頂きたい。

本当にありがとう!

ようやく、私たちは漸く「スタートライン」に立ったぞー!

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