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備忘録

Indianlife

796回目:ジャンムーカシミール・レー・ラダック

コロナは完全に落ち着いてきた。恐らく、間も無く日本からの出張者が増え、凄まじい勢いてアテンドや出張が増えてくることは間違いない。また、5月をすぎたら、ムンバイを始めとしインドは雨季になり、それこそムンバイから出れなくなる可能性が高い。ゴールデンウィークは、インドのアーメダバードでサミットが行われる予定で、それに合わせて、その期間中も我々は本気で仕事する。そんな未来を予想しつつ、ふとカレンダーを見ていた。そして気がつく。あれ?4月14日(木曜日)と15日(金曜日)が祝日であるということに。そして土日と続く4連休が待ち受けている。

旅行にでも行こうかな・・・・

駐在を始めて2.5年。あっという間に時間が過ぎた。てか、旅行をするなんて、何年ぶりだ・・・?。コロナもあって、ここ2年ほど、インドどころか、プライベートで旅することなんて、全くやってなかった。ムンバイにいても、特にやることないし、マジで仕事しかすることない悲しい生活。そして、ふと目をやったカレンダー。2022年の今後のスケジュール感からして、旅行ができる最大のチャンスが到来していることに気がつく。これを逃したら・・・もう旅ができる時なんてそうやって来ないだろう。

今しかない。行くしかない。

目的地:ジャンムーカシミール・レー・ラダック

標高3500m。中国とインドの国境付近。ヒマラヤ山脈の麓に位置する高山都市。インド文化というよりも、チベット文化が色濃く出ている夢の街。そこから、さらに奥地に行けば、標高5300mと「車で行ける世界最高地点」もあるらしい。痺れるぜ・・・。早速、航空チケットとホテルを確認してみると、早速かなり埋まっている。。飛行機も空席が無くなり始めている・・・。なるほど・・・「レー」という街は、インドの中でも標高が高く避暑地。つまり、猛暑化してきているインドで、暑さを避けて避暑地で休みをとる動きが来てるんだな・・・。

※ちなみに、ここはカシミール地方と言っても、ドンパチ紛争は起きていない地域。むしろ、避暑地としてインド中では超有名な地域。

今日オフィスでスタッフに相談してみる

私「俺さ、マジでレーに行こうと思ってるんだけど、どう思う?4日間で」

アディティア「4日!?絶対足りません。私さん。レーは空港の地点で既に標高3500mです。まずは、現地に入ったら高知順応が必要で、最低2日は順応がマストです」

私「マジで言ってんの?」

コマル「最低4日は必要なので、あんまり観光楽しめないかもですよ」

私「ほんなら何日必要なの?」

コマル・アディディア「・・・・9日は・・・」

私「そんなん無理だろ!!笑」

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

いや・・・待てよ。

私「俺さ、4月9日の土曜日にレーに行って、高知順応しながら、レーでリモートワークできるな」

アディティア「それは可能!WIFIはそこら中にあります!」

私「ちなみに、俺、ホテルは普通のホテルじゃなくて、バックパッカーが集うような宿に敢えて泊まるから。」

・・・・・・・

・・・・・

私「とりあえず、ボスに一回相談するわ」

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・・・・・・

・・・・

私「ボス。私、ジャンムーカシミール・レー・ラダックに行きたいです。ただ、問題は“高知順応“で、休みを使った4日だけだと足りないです・・・・なので、4月9日に向かわせてください。レーには・・・・9日滞在します・・・仕事はします。標高3500mの“レー・ラダック“で・・・笑」

ボス「ほんとに言ってるの?笑」

私「マジで言ってます」

ボス「事故にだけは気をつけて・・・」

これを逃したら、一生行く機会はない気がする

ヒマラヤ山脈を眺めるインド最高峰の街「レー」。

「レー」でまさかリモートワークをするのは、古い常識からすると、流石にやり過ぎかと思ったが、なんとか日本やインド店の皆んなには迷惑をかけないようにすれば、何でもありだろという気分に。別にルールを破ってもいないし、「新しい働き方」とはこういう事だ!と言わんばかりに実践してやる。

最後に、

私「おい!!でも、仮に俺が平日のインド店を3日も空けることで、お前らが不安にならないか、心配だぜ!!!」

と、激を飛ばしたら・・・・

アディティア「いや・・大丈夫っすよ」

と、サラッと即答されたのは、些か、寂しかった・・・。

チームが強くなった証拠だと、前向きに捉えることとする。

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