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備忘録

Indianlife

801回目:インドバクテリア耐性

現地化をトライ

インドに戻ってきて約半年が過ぎた。こちらの生活は日本と全く違って、超エキサイティングで、ずっとバックパッカーをしながら仕事をしているような気持ちになる。一方で、仕事だけではなく、生活面でも精神的に、肉体的にも負荷が掛かるのがインドの特徴。食事が合わない理由で、もうインドには居られないと、日本への帰国を要望する人すらいる。ハマる人はハマる。ハマらない人はハマらない。両極端になるのがこの国の明らかな特徴だ。

自分でいうのも何だが、私は多分、日本人が引くほどハマったと思う。自分の家にいるときは自炊するが、出張中は、その現地の飯、ローカル飯、屋台飯、根こそぎトライ。ベジ、ノンベジお構いなし。手で食うのもお構いなし。てか、「手で食べる方が楽じゃないか」ぐらい思い始めた。オフィスにいる時は、たまにインド人スタッフの弁当を分けてもらって、それを一緒に買う。「同じ釜の飯を食う」ってやつ。最初、「その弁当俺にくれ」と、まさかボスの私が部下に言うのも気が引けると思ったが、言ってみたら無茶苦茶喜んで分けてくれた。正直、最初は口に合わなかった。ただ、ずっと一緒に食べてると、なんか普通に美味く感じてきて、なんの抵抗もなくなった。

一線を引き合っている

日本人は、「五つ星ホテルにしか泊まらない」そんな風に一般的にはインド人から見られてて、一線を引かれている。日本人がインド人に一線を引くように、彼らも引いている。だから、日本人は実はチャンスを逃している。本当はもっと美味しい飯があるのに、それを紹介すらされていない。だから、インド人に、日本人が、「おい!ローカルの飯連れて行け!」「綺麗なレストラン求めてねーわ!もっと、ローカル求めてんだけど!!」と言うと、凄い喜んで連れて行ってくれる。「お互い引き合ってる一線」。それをぶっ壊すのは何と言っても飯。

食いまくった挙句

「私さん。今度はこれを挑戦しましょう」ってな感じで、インドスタッフは次々と私に色んな飯を食わしてくれる。この領域になると分かってくるのだが、彼らも「変なメシ」はお薦めしてこない。ローカルや、屋台であっても、「比較的安全」「私が好きそう」「リスクは少しあるけど、今の私なら行けそう」。そんなことを加味した上で、連れて行ってくれる。なので、どんだけローカルで、どんだけ屋台であっても、「大惨事」「病気」になる確率は下がっている。私の「インドバクテリアレベル」を考慮し、連れて行ってくれる。

インドバクテリアレベル

インドの食事は汚い。細菌が多い。そんなイメージ。ただ、逆も言える。日本の食事は綺麗すぎ。細菌が少なすぎ。だから、日本人は、世界で一番「弱い」人種と言われてる。昔、子供が公園で砂遊びをしまくって泥だらけになってた時代と比べ、綺麗な室内でしか遊ばなくなった現代、子供の抵抗力が、昔に比べ明らかに弱くなったというのと同じ概念だ。

だから、リスクを承知で、、、とはいえ、その限度を超えないところで、ローカル飯、屋台飯を食いまくる。そして強くなった。今の私は何も問題ない。出張から帰ってきても何も問題ない。インドバクテリア耐性レベルアップ。

そして、3日前、五つ星ホテルにて

今回は高級ホテルに泊まった。今後来るお偉いさんの為の下見を込めて。超良いホテル。ふと「ラッシー」を頼む。飲んでみる。相変わらず美味しい。衛生面も問題無いだろう。。

しかし、数分後、腹に異変が。。数時間後、完全に下痢と腹痛に悩まされる。強烈な痛み。動くのも痛い。あくびをした時に、胃が拡張するが、それですら痛い。

現在行われている出張。。緊急キャンセル。ムンバイは急遽昨晩戻ることに。現在も布団で寝てる。なんで、ローカル飯はオッケーで、高級ホテルでやられてるんだ。。悔しい。。無敵と思ったのに、寝込んでる私。今日は休みます。。

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