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備忘録

Indianlife

757回目:再赴任

添付は、現在のインドのコロナ新規感染状況だ。ニュースを見る限りコントロールされているとは言われている。相当怪しいが、現地のスタッフにも話を聞けば、「全然問題なし」との声が。一方で、ワクチンの完全接種率は15%と言われている。なのに、なぜこんなに感染者が減ったのか。それは、国民の70以上が既に抗体を持っている、つまり「感染ずみ」というニュースも。インドはほんと論理では説明つかないことがよく起きる。

2020年4月、インドのコロナ拡大に伴い一時帰国。そして、それからずっと拠点を山形の実家に置き、一年半インドとの仕事をおこなってきた。インドのコロナの新規感染者の減少と、私がワクチン2本打ち終わったことで、この度9月29日の便でムンバイに戻る許可が下りた。い私は、今まで拠点を置いていた山形を出発し、東京へ向かう新幹線の中でこのブログを書いている。

まさか、この歳になって、一年半も両親と同居することになるとは思っても見なかった。こんだけ一緒に過ごしたのは、高校生以来か・・・この一年半で非常に大きかったのは、中国北京にいる私のフィアンセと私の両親が、私を仲介して触れ合う機会が幾度となくあったことだ。私が北京といつもビデオで繋いでいるので、私の両親も時たま登場して交流できたのは、今回のリモート環境での一番の収穫と言っていい。

仕事は正直言って、もうリモートの限界を感じていた。

一年半も完全リモートで会社を運営していたら、当社は「完全リモートインド現地法人」として、既存の仕事を進める上では問題ない体制が確立されていた。手前の仕事をこなすという点では問題ない。だが、新規事業の開拓や、新人を採用、インド人の給料交渉、辞めると言い出すスタッフのケア・・・など、本来は面と向かって、現場で進めて行くべき案件が、なかなか進まないというストレスを抱えていた。やっとインドに戻って、これらのことも進められると思うと非常にホッとしている。とはいえ、1.5年もの間、前例のない状況下で、リモートで仕事をしてくれたインド人スタッフ20人のメンバー達には感謝したいのものだ。

さて、私の会社の駐在期間とは、大体5年と言われている。既に私は2年が経過してしまった。残りは3年か。現場での経験は十分に出来なかったのは悔しい。しかし、一年半もの間インド人をリモートで管理して会社を保たせたという経験は、今のご時世的には必要な経験値として蓄積されたに違いない。これから、私たちインド店はさらに大きく躍動することになる。とにかく、安全と健康だけは最優先に悔いのないインド生活を送りたいものだ。

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