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713回目:スタンフォード式〜最高の睡眠〜寝不足大国日本〜

睡眠の科学

私は実は夜最近寝付きが悪い。夜がやってくるのが怖い。寝れないのだ・・・。日中仕事をして、散歩して、携帯いじって、SNSでインド人と深夜まで会話して、寝る前にブログを書いて、最後極め付けは、寝る前のYouTube。結果、寝るのは深夜2時すぎ。現在は日本にいながらインド時間に合わせて仕事をしているため、朝は別に何時に起きてもOK。昼の12時30分が始業時刻だ。故に、むちゃくちゃ体内時計が狂ってしまい、アホみたいな夜型人間になってしまった。そこで、興味本位で読んでみたこの「スタンフォード式最高の睡眠」。これを読んだ今の自分は、結果的に「命を削っている」ということを実感し、めっちゃ怖くなった。「昨日全然寝てないんすよ・・」ってやつが、どんだけ愚かなことか・・・。それを科学的側面から解説をしていく。

睡眠偏差値最下位・・・それは日本

  • フランスの平均睡眠時間は8.9時間
  • アメリカの平均睡眠時間は7.5時間
  • 日本の平均睡眠時間は6.5時間

ショートスリーパー大国ジャパン。また日本の中でも「東京」に住んでいる人たちの睡眠時間が極端に短いという調査結果が出た。さらに、この調査結果が物語っているのは、「本当はこのぐらい寝たいな・・・」っていう時間と、「実際寝ている時間」の差が非常に大きいってことが重要であって、よく巷で言われている「8時間は寝たほうがいい・・」とかそういうのって、実は「科学的根拠は全くない」ってことだ。極論は、「日中頭が冴えていない」と感じていたら、それは「寝不足」であって、「必ずしも7時間以上寝たからOK」ってわけではなさそうだ。なので、「本当はこんだけ寝たい」と「実際寝ている時間」の差が、「寝不足」を測定する上でめっちゃ重要で、その差が日本は世界でもダントツに大きいってことが問題なわけだ。

睡眠負債を返済するには3週間かかる

週末に寝溜めする。私のサラリーマン人生は、ずっとこれやってきた。平日は仕事して、夜はお酒飲んで、金曜日の夜から死んだように眠りにつく。土曜日も、日曜日もずっと寝る。そして、月曜日にぼーっと朝を迎え、また地獄の一週間が始まる。しかし、この「寝溜め」ってのは本当に効果的なのか・・・ってのを科学的に立証した実験がこちらだ。

実験方法:「健康な10人を14時間無理矢理ベットに寝かしつける調査」

実験前の被験者の睡眠時間は平均7.5時間だった。そして実験を開始すると・・・1日目は皆めっちゃ寝て13時間、2日目もめっちゃ寝て13時間睡眠をとった。ところが、日が経つにつれ14時間ベットに無理くり寝ているのに、そのうちの5時間とか6時間は起きているようになった。そして、14時間ベットにいる間、実際寝ている時間は8.2時間ぐらいに落ち着いた。それは、この実験が始まって3週間ほど経ってのことだった。この実験のポイントは「人間の理想の睡眠時間は8.2時間なんだ!!」ってことを知ることではない。この実験で、確実に立証されたのは、「平均7.5時間睡眠だった人は、実は40分の睡眠負債を抱えていたということ、そしてそれを返済するのに3週間かかった」ということだ。なので、週末だけ寝溜めして、そっから復活・・・・なんてのは気休めで、全く理に叶っていない。日頃の睡眠不足を週末で解消するのは、科学的に不可能ということが立証された実験だった。

まとめ

  • 日本人は寝てない
  • 週末の寝溜めは現実的に無理

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