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備忘録

Indianlife Japan

839回目:2023年2月日本出張〜九州で飛び込み営業〜

2023年02月13日の備忘録

2023年02月07日名古屋で商談を終える

私は、今インド人と日本名古屋本社の化学部署との面談を終え、一緒に飯を食っている。この食事が終わった後、私は名古屋セントレア空港のカプセルホテルへと向かう。なぜかというと、翌日朝6時30分初の名古屋→鹿児島のスカイマーク便に乗るからだ。早朝の便なので、セントレアに泊まらないと、この便に乗れないのだ。ここでインド人ともいったんお別れし別行動となる。名古屋での商談自体はいい感じに終わって良かったのだが、それ以上に食事を通じて化学部の課長さんとインド人が仲良くなり、今後よりインドに対して前向きになってくれそうだったので、今回出張した意義は十分あったと思う。さて、夜10時、食事を終え、これからセントレア空港に向かう。

鹿児島に到着

セントレア空港内のカプセルホテルに泊まり、早朝6:30の飛行機に乗る。その後無事鹿児島に到着し、レンタカーを借りる。レンタカーで、私は鹿児島、宮崎、熊本を周り、飛び込みで営業するのだ。アポイントは、名古屋の日本本社の後輩達に全てを託し、私は彼らの指示を受け、アポイントがとれたお客様の元へ車を走らせる。九州で一体今度は何を売りにいくのかというと、「養殖用の魚網」だ。インドにて、世界的に販売を拡大している「ネット屋」を見つけ、日本市場向けの代理店として弊社をノミネートしてもらい、現在はこの商品を日本市場にどうやって作っていったらいいのかマーケティングをしている最中だ。もちろん、インターネットでは調べてはいるものの、「やっぱり現場の声」を聞く必要性があると感じ、この度、自分がインドから鹿児島へ向かったわけだ。

魚網ビジネス

日本の養殖市場は、1位は「ブリ類(ブリ、カンパチ)」、2位がタイ、3位がマグロと続く。特にブリ類の養殖最大産地は鹿児島。真鯛は愛媛、続いて熊本が続く。カンパチが鹿児島となる。つまり、鹿児島、熊本、宮崎を抑えれば、日本の養殖の最大産地の特徴の大枠を捉えることが出来るわけだ。これは、いくしかない。行って、養殖業社に飛び込んで、自分で話をしてみて、「肌感覚」を得るしかない。養殖ってのは、今後の世界の人口が増えていく中で、日本は国内消費もさることながら、「海外へ輸出」ってのがキーワードになる産業だ。

今回6社訪問した

飛び込みでアポイントを取ってもらった割には、今回6社と面談することができた。

九州の方々めっちゃいい人

実際、6社の方々と面談をして感じたことは、養殖と言っても、そのノウハウは古くから蓄積されたもので、海水の温度、台風の影響、環境、魚種、過去の歴史、漁業組合のパワーバランス、などなど様々な要因が絡み合って現在の産業が成り立っている。ただ、一つ言えるのは、九州の人たちめっちゃいい人だったということ。飛び込みで向かったにも関わらず、かなり好意的に受け入れてくれて、各社色々な養殖の現状を教えてくれた。中には、ブリ養殖の第一人者、カンパチの伝説の男とされる方々とも面会することが出来た。

鹿児島 カンパチ養殖の伝説の男とのツーショット

お友達も出来た

私が訪れたカンパチ業者で商談中に、私と同世代の社長さんのご好意で、彼の養殖場に船で連れて行ってくれた。一回見てみないと想像つかないでしょ!?と、むしろ彼の方から気を利かせてくれて船に乗せてくれた。本当にラッキーだ。養殖場を船から視察している最中に、鹿児島の桜島が爆発し、それも運よく激写した。海から激写出来なの、相当胸熱です。

彼は、高校卒業後、お父様のカンパチ養殖業を受け継ぎ、二人の子供を奥様と育てながら運営している若きエース的な存在のようだ。彼とは、私の九州での滞在中、彼とはちょいちょいラインで連絡を取っており、そのまま仲良くなって、

「もし時間があれば、彼のお母様が運営しているカンパチレストランで飯を食おう」

ということで、最終日私は彼のお母様のレストランへ向かった。そして、彼と2時間ほどカンパチ養殖のこと、私のインドでの仕事のこと、などをシェア。最終的には、めちゃくちゃ仲良くなって、カンパチのお土産まで貰ってしまった。また、是非ともここに、ビジネスを組み上げて、再度出張で訪れたいものだ。ビジネスで来たにも関わらず、かけがえのないお友達が出来たことが本当に嬉しかった。

お友達になった和田さん(みなみ水産 社長)
和田さんと、和田さんのお母様(お母様のカンパチレストランにて)
カンパチ海鮮丼 初めて食べたけど、マジで美味かった。

いい出会いに恵まれ、3日の鹿児島、宮崎、熊本での一人飛び込み営業出張を終える。ここで学んだことを、インドの魚網工場にフィードバックし、これから次の作戦を練る。和田さんを初め、我々の商品のテストトライアルもご協力いただけそうな感じなので、今回行ってみてマジでよかった。やはり、「現場」。実際行ってみないと分からないことがたくさんある。話を聞いてみないと分からないことがたくさんある。そして、新たな出会いをし、これから一緒に仕事をする。これだから、飛び込み営業は面白い。遠い先を見越したビジネスの構築。これを、誰ががやらなければならない。私がやります。なぜなら、面白いからだ。

てか、鹿児島、マジで飯うまいし、人もいいし、最高だった。

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