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備忘録

Indianlife

809回目:インドの農民との秘密基地①

2022年4月30日の備忘録

事務所を作りにいく

4月27日から29日かけて、私はとある村を訪れた。その村とは、弊社が「CSR」と「ビジネス」の両局面から行なっている「インドのコットン栽培事業」のフィールドとなっている「ナガルドーディ村」だ。

ナガルドーディに行くには、ムンバイの家から飛行機と車で、トータル10時間ぐらいかかる。朝5時に起きて出発。村に着いたのは午後3時ごろか。本日より三日間のこの村の近くに滞在する。

ビジネスモデル

ビジネスモデルとしては、我々がこの村の農民と直接契約をしコットンを栽培してもらう。そして、コットンを買い上げ、ワタを糸に紡績し、日本へ輸出する。その糸は、日本で商品化され皆さんのお手元に届けられる。小規模ながら、『SDGs』『サステイナビリティ』を意識したサプライチェーン。また、ただのCSR事業だと、ほぼボランティアになるため、投資する会社の状況により突然の撤退が起こる可能性もある。なので、『ちゃんとしたビジネス』として成り立つ『CSR』活動を目指している。じゃないと、企業の都合で撤退されたら、残された農民たちの生活はどうなるのか?それが、『CSR』の最も難しいポイントだ。

なんとかビジネス化が出来てきた

この事業が始まって早8年。私がインドに来て2.5年。私が駐在当初は、ただの『CSR』活動となっており、名ばかりの『サステイナビリティ(持続可能性)』のまま続けられていた。私がこの事業をまず思ったこと。それは、『CSR』活動とは言え、『ビジネス』になっていなければ、いつかは『撤退』が起こり得る。なので、『農民達の生活を守るために』、『会社が辞める選択』を取らないように、『ビジネス』を作らなければならないということだ。これが、最も難しいが、『CSR』の根底を成す部分だといえる。

私が来て2.5年。かなり苦労したが、皆さんのご協力と、時代の流れから、日本と連携し、今『ビジネス』が、ちゃんと成立しそうな域まで来た。なので、それを『ビジネス』のして拡大し、同時に、農民との『CSR』を継続するため、この村の近くに『プロジェクトオフィス』つまり、『俺たちの秘密基地』を作りにやってきた。秘密基地で働く現地メンバーも雇って、彼らの教育をする。それが今回の出張の目的だ。

農民と集会
農場の入り口(村の子供が遊んで、看板の文字が取られてる。。)
村の子たちと(中指が立ってる。。)

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